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秋田県経営品質賞

2006年度 秋田県経営品質賞 表彰基準

知事賞
 秋田県を代表するものとして卓越した経営品質の方法・展開が認められる組織。日本経営品質賞アセスメント基準書の評点総括Aレベル以上の組織。

優秀賞
 知事賞レベルには達しないものの、卓越した経営品質の実現に向けた努力が顕著に認められる組織。評点総括Bレベルの組織。

奨励賞
 経営品質向上に対する取り組み姿勢が積極的で、今後の継続した活動によって更なる向上が期待できる組織。評点総括C+レベルの組織。

※各レベルの内容は、この頁末尾の評点総括をご参照下さい


審査経過

 秋田県経営品質賞は2004年7月9日に設立され、本年度(2006年度)が3回目の審査になります。本年度の審査は、申請受付、個別審査、合議・現地審査、そして秋田県経営品質賞委員会による表彰組織の決定、という手順で行われました。本年度は2組織からの申請を受理しました。

 審査員は、日本経営品質賞の審査員養成コースを受講した方々および東北ブロックの地域賞審査員養成コースを受講した方々の中から選定し、秋田県経営品質賞委員会が認定した方々です。審査チームは審査員4名,書記1名とし、申請組織との間に利害関係を持たず、公正で公平な審査を行うことができるメンバーで構成されました(書記は秋田県経営品質協議会会員組織のご協力をいただきました)。

申請受付
 申請に先立ち、「2006年度秋田県経営品質賞申請ガイドブック」に定める申請資格があるかどうかを確認するために、2006年7月1日から7月22日までの間に「資格確認書」を秋田県経営品質賞委員会事務局に提出してもらいました。
 その後10月31日までに「申請応募書」および「経営品質活動書」を提出してもらいました。

個別審査
 4人の審査員が11月中旬から12月の約1ヶ月半かけて、申請組織から提出された「経営品質活動書」を個別に審査しました。その中で「経営品質活動書」を読んだだけでは理解できない点や不明な点を「現地審査課題」としてまとめ、合議・現地審査の2週間前までに申請組織に提出しました。

合議・現地審査
 その後審査チームが申請組織に出向き、3日間かけて合議審査と現地審査を行いました。
 初日は合議審査で、これは各審査員の個別審査結果のうち視点や認識などの違いによりばらつきが生じている審査結果について、審査リーダーが中心となり合議によって共通の理解を図り、全員が納得できるものに収束させるものです。
 2日目は現地審査で、これは個別審査や合議審査で生じた申請組織に聞かなければ分からない点を確認するために行うもので、主に事前に申請組織に提出した「現地審査課題」について申請組織からの説明を聞かせてもらうものです。
 3日目は合議審査で、前日の現地審査の結果を受け初日の合議結果の見直し確認を行うものです。

表彰組織の決定
 合議・現地審査終了後、審査チームは「評価レポート」の作成を行いました。3月19日に判定委員会があり、審査リーダーはその場で「評価レポート」に沿って審査結果の報告を行いました。その内容を判定委員会で審議の上「評価レポート」を承認すると共に、秋田県経営品質賞委員会に推薦する表彰対象組織を決めました。
 審査員の任命、全審査プロセスの承認および表彰組織を最終決定する機関が秋田県経営品質賞委員会です。3月20日に賞委員会が開催され、判定委員長から申請組織の審査結果の報告及び表彰推薦組織の提案を受け、賞委員会として審議し、最終的に本年度の賞を決定しました。


評点総括

レベル 内容
(〜99) <改善に向けた取り組みが見られない>
組織の理想的状態を明確にしておらず、現状を維持する考え方にとらわれている。変革にむけてのものの見方や考え方が見られないため、改善に向けた行動が行われず、活動結果、総合結果ともに、改善傾向が全く見られず明らかに低い水準にある。
(100〜199) <過去の枠組みの中での改善行動>
組織の目的とそれを実現する理想的状態の追求が不十分なため、一般的な方法を導入するにとどまっている。過去の枠組みの中での改善や、その場かぎりの行動が中心になっている。それにより、活動結果、総合結果ともに、期待する改善傾向が得られていない。
(200〜299)
(300〜399) <過去の枠組みにもとづく改善から、革新へ向かい始めている>
組織の目的とそれを実現する理想的状態を明確にした上で、現状とのギャップを認識し戦略的に行動している。組織内での対話が重視され始めており、組織の目的を実現するための部門や活動間での協力関係も醸成され始めている。それにより、活動結果、総合結果ともに、改善傾向が見られ始めている。
(400〜499)
(500〜599) <求める価値を戦略的に考え、行動している>
組織の目的とそれを実現する理想的状態を組織全体で共有し、現状とのギャップを認識し戦略的に行動している。組織内での対話が活発に行われ、他部門との協力関係が構築され、それぞれの目標は組織全体の目標との一貫性がとられている。顧客や市場の変化に対して現場は顧客価値実現の原則にもとづいて行動し、行動した結果から新たな方法が創造され始めている。それにより、活動結果、総合結果ともに改善傾向が見られ、競合を上回っている。
(600〜699)
AA (700〜799) <組織全体で学習することにより、大きな価値を生み出している>
組織の目的とそれを実現する理想的状態を組織全体で共有し、顧客価値実現に向けた組織運営の原理・原則が定着している。対話による自律的な相互連携が定着し、組織全体で、より多くの新たな発見をし、そこから独自の価値を生み出す学習が展開されている。それにより、活動結果、総合結果の多くで改善傾向が見られ、業界最高水準を達成している。
(800〜899)
AAA (900〜) <革新軌道に乗って最高の成果を生み続けている>
組織の目的とそれを実現する理想的状態を組織内および関係する外部と共有し、顧客価値実現にむけた組織運営の原理・原則が定着している。組織の目的を実現するために、組織内および関係する外部との対話による自律的な相互連携が常態化し、独自の価値創造と価値を高めるための学習が絶え間なく行われている。それにより、活動結果、総合結果のほとんど全てが業界を超えてベストプラクティスの水準となっている。



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